
ほぼオリジナル(ペグは交換しました)の57年製LesPaul Specialを、自作のMarshall JMP50W……がモデルのオリジナルアンプで鳴らしました。
ビンテージのレスポールSpecialと改造マーシャル1987でいろいろ弾いてみた。 | MusicLAB
— まったさん@宅録ブロガーカメラマン (@mafuyu0318) August 16, 2020
久しぶりのYoutube向け演奏動画作りました。#ギター https://t.co/1hrvlclRON pic.twitter.com/uim3jnzyke
ボリューム操作とピッキングだけでどんどん音が変わっていくのを感じていただければ。
そのすべてが「使える音」なのも特徴。このふり幅の幅広さがビンテージの評価が高い理由。
どんな音楽でも使えますからね。
ただし、ピッキングミスもそのまんま音になっていくのがよくわかるかと思います。笑
収録機材について
LesPaul SpecialからBELDEN 8412。ファットなローとミッドの押し出し感を狙っています。



ペダル
ブースターとして、自作のJan Ray/Timmy、ディレイにはMALEKKO EKKO616。センドリターンは付けていないので、ディレイもアンプの前段でつなげています。
というか、ディレイ音まで含めてアンプで歪ませるから、この太いトーンになります。
……Timmyって、MXRとコラボしたんですね。
自作エフェクターでここまでのサイズにコンパクト化するのはとても難しいので、ボードで使用するならとても便利そうですな。


ピック
もう何年も、クレイトンの0.56を愛用中。ちなみに、サイドの広い部分で弾いてます。

レコーディングチェイン
ヘッドのスピーカーアウトからBEHRINGERのULTRA-Gを使い、ラインを取り出します。

アンプからのDI収録時には、キャビネットまたはダミーロードの接続を忘れずに!忘れると出力トランスが焼損という大事故になり、かなり高額な修理が必要になります。
(私はメタルクラッド抵抗で適当なダミーロードを自作していますが、お勧めはしません)
ラインはAPI 512のヘッドアンプを通してからUAD-2 Appolo Twin USBへ、そしてProToolsへ。


カリっとした質感とバイト感はAPIのおかげ。これだけで一気にロック音楽らしいサウンドになりますね。
UAD-2 FRIEDMAN BE-100のREC CHAIN機能でキャビネットをシミュレート。
- ENGLISH 4×12 2×DYN57 + RIBBON
つまり、グリーンバックの4発キャビに57を2本とリボンマイク(ROYERとかかな?)を立てたセッティング。いかにもロックギターサウンドですね~!
アンビエンスにはUAD-2 Ocean Way Studiosを使用。

ギター録りはアンビエントが大切!動画内でも時々アンビエントのみ鳴らしていますのでご確認ください。
なお、ProToolsではアンビエンス処理のみで、その他のMix処理は何もしていません。
それでもここまで格好いい音になるわけで、結局「ギターサウンド」はDAWに入るまでの機材でほとんど決まってしまいますね……。
宅録ギターをMIXしていると、かなりゲインを上げたサウンドのトラックが多いですが……レコーディングの鉄則として、
一度上げたゲインを、後の工程で下げることはできない
ので、直接立ち会えるレコーディングの際にはいつも「自分が気持ちいいゲインから最低2目盛り」落としてもらっています。そのくらいの方が音の大小やアタック感がハッキリするので、結果としてMIXの際に格好いい音にできます。
正直今回の動画でも歪みすぎと感じるくらい。気持ちのいい歪なのは間違いないですが。笑
個人的には、機材が音に及ぼす影響は
- キャビネット(出音のほとんど)
- 弾き手の技量(プレイ内容)
- ギターの持つダイナミックレンジとピックアップ
- ヘッド(歪み方と歪量)
- エフェクター(帯域幅)
という順で並んでいると思っています。
あ~。でもOX AMPが欲しいな~笑
