
DIME誌の付録「コンパクト撮影スタジオ」を使ってみた。

Mで寄る(クロップゴリ押しとも言う笑)

「ストリートフォト一眼」を掲げ、スナップを押し出した小型軽量機だが、高速なAFと明るいパナライカレンズを併せてライブフォト撮影にも使える。
ギャラリー
※以下に掲載の写真は、2019年に撮影したものです。

しっとりとした描写と、切れ味の鋭さとの両立はまさにLEICAテイスト。

以下、L.モノクロームに設定。バンドは「焼肉屋ホルモン亭」さん。
ライブというシチュエーションにおいて、同じ照明は数秒しか続かないが、ほぼ瞬時に合焦する。AFポイントが狙ったところに行かない場面は何度かあったが、それでも速度は圧倒的だ。

35mm換算で50mm/f1.6。
フォーサーズセンサーのおかげでボケ過ぎる事が無く、立体感がありつつもしっかり状況が伝わる画が撮れる。

手前+高輝度なシンバルにピンが来ているが、、これはこれで格好いい。

このレンズは、本来であればf2くらいまで絞ってやると大変美しいボケと解像が得られる。
PCC4Kで映像を撮る際にボケを出したいときは、たいていf2で撮っている。
とはいえ、開放でも甘さは全く感じない。
これだけのレンズが10万円程で買えてしまうのは、フォーサーズアライアンスの良いところである。
フルサイズならウン十万コース確定だ。
ISO1600まで上がってくると、カラーで見た際にノイズ感が出てくるのは否めないが、モノクロであればそれが味になる。
まさに、本家LEICAのTyp240 M-Pと共通する特徴だ。

腕などアウトフォーカス部分に、モノクロフィルム的な粒子感とざらつきを感じる。
それがまた味になっていると思う。

フルサイズ換算で30mmの広角レンズだが、f1.7まで開けば柔らかい奥行きが出てくる。
