
私は、映像のカット編集からグレーディング、書き出しまで全てDavinci Resolveで行っています。

目次
Davinciでの映像制作に必要なPCスペック
私のPCスペックはこんな感じ。
- CPU - i7-7700
- RAM - 16GB
- GPU - GTX1080
2018年に購入したマウス製のゲーミングタワーで、メモリのみ8GBから16GBへ換装しています。
もともとはAvid ProToolsで音楽を制作するために購入したモデルなので、グラボに関しては特にこだわっていませんでした。

α7RⅢを使った4K - Log収録で映像制作していた際はこれでも問題ありませんでしたが、Blackmagic RAW & DCI4K制作を行うようになって
- エラー落ち
- 書き出しの失敗
が頻発するようになりました。
BlackmagicによるVookの記事によると、DavinciはGPU性能に大きく依存するそうです。
GTX 1080からGeForce RTX 2070 SUPERへ
そこで、RTX2070 Superへと換装を行ったところ……



カラーページにて、DCI-4KのBlackmagicRAW 8:1圧縮の60pでもリアルタイム再生できることを確認。
4K60p RAW環境においても、GPUを上位機種に換装した上で、「再生」→「レンダーキャッシュ」から選べる「スマートキャッシュ」機能をオンにしておけば、最適化メディア等を使わなくてもかなり快適に作業できるようになります。
実際に4K60p RAWの動作を確認したスペックはこちら!

Davinciの設定もパフォーマンスに影響するかもしれないので、載せておきます。

- CPU - i7-7700
- RAM - DDR4 16GB
- GPU - RTX 2070SUPER
私は実際にこの構成のPCにてPCC4Kで収録したデータを扱っているので、確実ですよ~!
おわりに
たぶん、Windows機だとこのスペックが価格と実用のバランスがいいのではないかと思います。
これ以上を求めたとしても、時間的 & 空間的ノイズ処理を同時に使用したりすれば、Xeon WとVega 64を積んだiMac Proでも普通に8pくらいにまで重くなります。
BlackmagicRAWとはいえRAWなので、ポケシネ4Kの最大解像度DCI-4K(4096×2160)は3年前のゲーミングタワーでも無理ですた。
— マツダイクヤ@福井の映像制作家 (@mafuyu0318) September 24, 2020
仕方なく、グレーディングと書き出しだけは仕事用の100万超iMac Proを使用。
PCC4Kだけなら安価で買えても、能力を引き出す環境を揃えるのにガンッガン金がかかります(苦笑) pic.twitter.com/04jsDzcdim