
私の場合は解決することができましたが、解決するかしないかは個人差があるかと思います。 本記事の内容通りに踏んでも、確実に復旧できるとは保証できませんし、誤った操作をされても責任は持てません。 コマンド等を使用するため、自信がなければ有料ソフトの購入も検討すべきかもしれません。
普段通り「ディスクの取り出し」をしてからHDDを取り外し、別のPCに繋いだところ……

ディスクが読み込めない。
ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません
Σ(・□・;)
空恐ろしいメッセージが表示されました。
とはいえ、エクスプローラーにもそれらしきディスクが表示されていますし、デバイスマネージャーを見てもわかる様に「中身を読み取ることができない」だけで「存在は認識はしてる」状態。

嫌な予感を感じつつ、元のPCに戻ってきて繋ぐと、こちらのPCでも同じメッセージが。。。
HDD、突如RAWと化す。
こういうとき、焦りに任せて何度も接続を繰り返したりするのは逆効果。冷静に……。
ウインドウズボタンを右クリックで、ディスクの管理画面を出しますと、
RAW。要は「生という意味」
なんか勝手に「フォーマットされていないHDD」として扱われているようですが……別段変わったことをした覚えなどありません。このPCから取り出して、別のPCに繋いだだけ。さっきまで普通に使っていたところなのに。。
とりあえず、Windowsから認識認識はされているので、HDD本体が動いていないわけではありませんね。
パーティション(HDD内部のシステム)の不具合でしょうか。Testdiskでチェックしてみます。
TestDiskを試す
「TestDisk」は、パーティションに関する情報を修正することで、
パーティションを復旧できるソフトウェアです。
GNUライセンスなので、無料で使えます。
突然認識できなくなったパーティションも、「TestDisk」を使うと復旧できる可能性があります。
https://pctrouble.net/software/testdisk.html
詳細な使い方は、上記サイトで詳しく解説がされているのでご参照ください。







チェックすると、入っているデータも確認できました。つまり、データ的な故障である可能性が高くなります。
が……testdiskを使ってパーティションを上書きした後も、デバイスマネージャやディスク管理画面では「RAW」が表示され続け、エクスプローラでも「ディレクトリが壊れ」たまま。
「chkdsk /f」で解決した!
私の場合は、こちらで解決しました。
Windowsコマンドプロンプトに搭載された、HDDのシステムエラー修復のコマンド。
「chkdsk」は、ファイルシステムのエラーをチェックし、修復するためのプログラムです。
https://pctrouble.net/running/chkdsk.html
つまり、「chkdsk」がチェックして修復する対象は、あくまでもソフトウェア的なものであり、決してハードウェア的なものではないのです。
要は、HDDが内部的・ソフト的・システム的に壊れている場合は復旧できる(かもしれない)方法。
ハードディスクの修復といっても、物理的な破損の場合は無力です……。
コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、
chkdsk /f ■:
と入力。■には「ボリュームラベル」を入れてください。ボリュームラベルの確認はこちらを参考に。

結果から見ると、HDD内に妙な階層構造(ファイル)をしたファイルがあり、それが全体に影響していたようです。


chkdskコマンドはこれを削除。すると無事、HDDが復活いたしました。安堵。
いやはや、作業中のProToolsセッションも入っているメインのHDDでしたので、悪夢かと思いました。突然っていうのが恐ろしい。大容量と価格はHDDが圧倒的なんですが、作業用のデータストレージはSSDの方が安心なんですかね……