【ビンテージ試奏動画】57年製Les Paul Special & Jan Rayのレビュー
スポンサーリンク

Michael Landauの使用で有名になり、プロの間で今なお使用者の多い「VEMURAM Jan Ray」でなによりも特徴的なのは、Fenderアンプをクランクさせたような芯のあるドライブサウンド。

歪ませるというよりも、歪んでしまっている、、、というニュアンスが出る稀有なエフェクターです。

Fenderやオールドマーシャルと呼ばれる初期のマーシャルアンプの、歪んでいるかいないかわからない……そんな最も美味しいサウンドを、ペダルで得られる。

ディストーション的なゲイン量を期待すると物足りないかもですが、素晴らしいオーバードライブですよ!

スポンサーリンク

自作 VEMURAM Jan Ray

筐体は、回路を解析するために分解した「Blackberry JAM Cacao」から転用、ノブはMarshallのミニアンプから強奪!ありあわせで作った結果こうなった(笑)

ちなみに、本機の製作後にもう一台Cacaoを購入し、そちらは普通にMarshall 1987系サウンド用に使用している。レビュー記事はこちら。

オペアンプには「OPA2134PA」、抵抗はカマヤ、コンデンサにはファインゴールド。

回路構成はオリジナルのVEMURAM製Jan Rayに準じているが、T.C. G-SYSTEMに組み込んでいるので、入力の抵抗を100kに落としてインピーダンス整合を図った。

200kくらいまであってもいいのだが、手持ちになかったので。(笑)

また、電源ラインの電解にパラでセラミックを載せ、インピーダンスも強化してある。

コントロール

GAIN、VOLUME、TREBLE、BASS。オリジナルにあるのは以上だが、回路内に隠された高域調整トリマーを「PRESENCE」的に表に出しています。

使用するキャビネットやスピーカーの種類によってハイの出方を調整出来る、これがとても良く、しっかりとアンプらしい超高域を再現できるようになっています。

中央のトグルスイッチは、ダイオードクリップの構成をテストした際の名残。現在は対称クリップ。

スポンサーリンク

サウンド

「トランスペアレント系」の言葉通り、ギターから出力される音を余計な味付け無しに増幅。

GAINを上げればナチュラルにドライブしていき、ブルースドライバーくらいの歪み量までカバーしますが、9時から12時くらいまでのクランチ領域が最も音が太く、美味しいように思います。

ただローが出るという意味での太さではなく、100Hz〜400Hzあたりにあるピッキングのアタックが大変に厚く、芯があるのが魅力的。

「ドライブさせたFender Super Reverbの音」と言われ、ブラックフェイスのFenderトーンを狙う際にはLovepedal Super 6と並んで評されるJan Ray。

Marshall系よりも超高域を丸めつつミッドに寄ったピーク分布を持ち、これが「艶」となりFenderトーンらしさを生む。

実際のFenderアンプと聞き比べても遜色ないトレブルの張りを持っているが、エッジーなのに耳に痛くないサウンドチューンは見事!

オーバードライブペダルに分類されるが、コンプ感を出すことなくギターの出力だけをアップさせる良質なブースターとしても使える。

良質なアンプが持つ「音楽表現の道具」としての無個性すら再現する領域にあり、ギタープレイに余計な味付けをしない。頭の中で鳴った音を、スケールを、コードをギターに伝える技術を持つ。

そんなプレイヤーに愛されるペダルだと思います。

スポンサーリンク
動画撮影、グレーディングと音楽MIXサービス

オリジナル楽曲のサウンドメイクとカラーグレーディング

当ブログを運営する「TrashmasterStudios.com」は、

サウンドとビジュアル制作をマルチに手掛ける制作スタジオです。

Avid ProToolsとUniversal-Audio UAD-2、Softube Console 1を核としたデジタル環境と、

RupertNeveDesignes SHELFORD CHANNEL、Avantone CV-12をはじめとしたアナログ機器を保有。

制作実績の一例

https://mus1clab.com/mix-movie-201102

料金の一例

ボーカル楽器Mix - 1トラック 楽曲Mix -複数トラックMix 映像カラコレ - グレーディング
5,000円~ 10,000円~ 10,000円~
既存のカラオケ音源とボーカルトラックや楽器トラックをMix。宅録やスマホ等で簡易にレコーディングされた音源にも対応可能。 バンドの音源制作など。CD用やコンペ用など目標に合わせたMix処理を行う。マスタリングにも対応。 色味を整え、深みを加える。テレビCMやプロモーションビデオ、映画の様な仕上がりに。

おすすめの記事