
!MacOS 12.x以降、システム環境設定の画面が変更されてます!
新しいOSをお使いの方は、こちらの記事をご参照ください。
M1チップ搭載のMacBookで作業をしてます。搭載しているのは13.3インチのRetinaディスプレイ。
- Webページを見ながら記事を執筆する
- ProToolsやLogic Proで、メイン画面とミキサー画面と頻繁に行き来する
こういった使い方には画面が狭く、Windows機で使用していたミツビシ製ディスプレイ「RDT222WLM-A」を引っ張り出してきて使えないか?と思い立ち、楽天でMacLabの「USB Type-C→HDMI変換ケーブル」を購入しました!
パソコンとモニターをケーブル接続すればそれで解決と思っていましたが、何も映りません()
事象と対処法をご紹介します。
対処法を一言で
「Macと外部ディスプレイの解像度を合わせないと正常動作しない」という内容です。
①映らないンです
M1 MacBook Airは、Thunderbolt端子が2つしか搭載されておりません。
そこで、OWC製Thunderboltドックを介してUA Apollo x6オーディオインターフェイス、外付けハードディスク、電源ケーブルなど周辺機器を接続しています。
今回購入したType-C HDMI変換ケーブルを、OWCハブのType-C端子にそのまま突っ込めばそのまま使えるものとbあかり思っていました!
しかし。。。
- OWCハブから外部ディスプレイへ接続しても、映像が出ません。
MacBookのUSB-Cポートと、外部ディスプレイのHDMIを普通に接続してみても、外部ディスプレイは真っ暗のまま。PCの再起動やケーブル抜き差しを試してみますが、反応せず……
ここで、別のパソコンで使っている「EIZO Flexscan EV2456」とMacBookを同ケーブルで接続すると映像が出ました。
②ケーブルエラーではない
他のディスプレイで映るということは「Macの映像出力〜ケーブル」までには問題がない。といえます。
さて、ディスプレイの入力切替ボタンを何度か押している際に気がつきました。
「HDMIケーブルを挿すと、ディスプレイの電源が入る。つまり信号は入力できてる」
ということ。その証拠に、Macの「システム環境設定」→「ディスプレイ」ではディスプレイが2枚表示されてます。

この「ディスプレイ」設定画面で「option」キーを押すことで現れる「ウインドウを集める」ボタンを押すと、
外部ディスプレイの設定ウインドウがMacBookのディスプレイに表示されました。

これで原因がわかりました。

HDMI信号は、送りと受けのデバイス間で解像度設定が異なると、その信号を無視します(苦笑)よって、Macと外部ディスプレイの解像度設定を合わせることで、外部ディスプレイに映像が届きました。
実際の操作手順
「システム環境設定」→「ディスプレイ」に進み、
- 内蔵Retinaディスプレイ
- 外部ディスプレイ(今回の例ではRDT222WLM)
二つのディスプレイ解像度を変更して合わせます。
内蔵Retinaディスプレイ設定画面内「文字を拡大---デフォルト、スペースを拡大」のアイコンにマウスを乗せると「擬似解像度」が表示されるので、それを外部ディスプレイの解像度と合致させることで解決するはずです。
外部ディスプレイが真っ黒な場合
ディスプレイそれぞれに設定画面が現れますが、今回のようにディスプレイに映像が表示できていない場合には、どう頑張っても設定できません()
この場合、
「ディスプレイ」設定画面で「option」キーを押すことで現れる「ウインドウを集める」ボタンでMacBookのディスプレイに一旦全てのウインドウを移動させてください。

解像度の選択肢が少ない場合
今回使ったRDT222WLMでは、MacBookと合致する解像度が「1680×1050」しかありませんでした。
外部ディスプレイ側の設定画面に解像度の選択肢が少ない場合は、「option」キーを押しながら変更ボタンを押すと選択肢が増える場合があるので試してみてください。
ディスプレイの解像度は1920×1080のため、若干ですが表示がぼんやりとしました。
とはいっても、それよりも作業範囲が2倍になったことの方がメリットとして大きいです。
やっぱり自宅では2画面がいい笑
クリエイター向けの最新の4Kモニタでも5万円ほどで購入できますが、サブのモニタにそこまでの表示性能は必要ないという方も多いかと思います。
そんなとき、HDMI入力が入る古いモニタをお持ちの方は、ぜひ2画面をお試しください!