
米国にいた際にセミナーで学んだテクニックで、全ての音がまとめて通る
「MIX SEND」というステレオAuxトラックから
「MIX RETURN」というステレオAuxトラックへと音を流し、「MIX RETURN」にバスコンプをインサートする
ことで、
「MIX RETURN」にインサートされたバスコンプのリダクション量を「MIX SEND」のフェーダーによってコントロールできるというもの。
さて、この設定方法を使えば、Neve 33609のような低スレッショルドのコンプをバスコンプとして使用している場合でも入力を簡単に調整可能に。
また”Mix Send”のフェーダーオートメーションを使ってフェードイン/アウトしたり、サビ部分だけ入力を突っ込んでバンプさせたりすることもできます。
特にProToolsのマスターフェーダーは、ポスト・フェーダーすなわち
フェーダーを通ってからプラグインインサートを通る
というルーティングのため、
音量調整のためにマスターフェーダーを絞るとバスコンプやリミッターのリダクション量まで意図せず変えてしまう
ので、「マスターフェーダーの前に一段トラックを挟む」この設定が有効です。